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02.寺院地の形と崖線の関係 [武蔵国分寺の不思議を探る(テキスト版)]

Ⅰ.七重の塔を巡る方位線上に区割りと配置を読む

02.寺院地の形と崖線の関係
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このあたりの国分寺崖線は、寺院地を取り囲むように湾曲しており、しかも地図上で右肩上がりに連なっている。寺院地はその連なりに沿いながら、崖線を取り込むように形成されている。

崖線のラインに沿った区画になっている
崖線の連なりが、開いた扇の縁のように湾曲しており、そのラインに沿うように寺院地全体の区画が形成されている。崖から北はいずれの箇所も100mほど寺域に取り込まれており、また、崖が東西方向に600m以上も取り込まれている。地図上で右肩上がりに連なっている崖線のラインに、寺院地全体が平行するような形になっている。実際にハケ下の寺院地を歩いてみると、どこに立っても崖線が正面に見えるのだ。

寺院地が広大な原因は塔にあり?
寺院地の南北方向550~600mもの長大さについては、①崖上まで寺院地に取り込まれていることと、②崖下から南、現在の元町通りまでの150mほど、本格的な建築物が建てにくい湿地が取り込まれているために主要施設はそれより南にしか建てられなかったこと、を理由にあげることで一応の説明がつけられるが、東西方向にこれほど長くなっているのは何故だろう。
崖線の約300m南にある塔は、寺院地の西辺・東山道から400m以上も離れている。なぜこれほど離れているのかというと、塔が真姿の池湧水のほぼ真南を選んで建てられたからだろう。湧水から塔へ生活道路をつたって最短ル-トで向かうと、まさに南北であることがわかる。東山道と湧水が400m離れているから東山道と塔も400m。しかもこの塔は、寺院地の北西の角と南東の角を結ぶ対角線上に位置している。
そうなると、湧水と塔の位置関係が寺院地の広大さを決定づけているのではないかという想像がつく。そこで、塔と湧水との関係、塔と東山道との関係に着目して調べてみよう。

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